島根県足立美術館新館庭園設計施工

横山大観を中心とした日本画の名画を収蔵する美術館で、中根金作が手掛けた二つの庭があ る。 l号館庭園は築山林泉庭園で、現在は白砂青松の庭と呼ばれている。 金作が「私の人生の中で最も充実した会心の作」と言い、中世の作庭手法を基調として力強く豪快な石組で作られている。また縦長の敷地を横に広がりのある景観にするため、手前の池を横長にすると共に丘陵をなだらかに作っている。 2号館庭園は1,500坪に及ぶ枯山水庭園で、小面積を生かすという枯山水の特色をあえて大庭園に取り入れた庭である。借景の山々を生かし、緩やかな大小三つの芝の築山にはそれぞれの滝口を設け、中央には滝口をあらわすこつの立石がある。源流はゆるやかに白砂の大海に注ぐ。遠景、中景の自然に対し、刈り込まれた潅木や築山の抽象的な形と曲線が見事に調和し、キレのいい空間構成と雄大な景観を見せてくれる。

  • 施設概要

    Adachi Museum of Art

  • 地域

    Yasugi, Shimane Prefecture, Japan

  • 設計年月

    1972.07

  • 面積

    Old building garden: approx. 500 tsubo / New building garden: approx. 1,500 tsubo

  • 取引先

    Adachi Museum of Art