Location Sanda City, Hyogo Prefecture, Japan 兵庫県三田市
Category Hotel / Commercial ホテル / 商業施設等の庭園
‘93Mycal Bore Sanda Atrium Gardens, Tea Garden and Rooftop Garden ( Design / Construction Supervision ) マイカル・ボーレ・三田 アトリウム、茶庭及び屋上庭園等設計施工監理
造園設計に際して、来訪者に「ふっと自然や季節を感じさせる」趣向を随所に考えた。これは、自然やそこから得る安らぎを体験し、人と自然とは共存の関係にあるのだと実感させることを配慮した。 アトリウム庭園の南北の端には、それぞれ景観の異なる二種類の瀧を配し、流れ落ちた水が様々な水音を奏でながら中央の池に流れ込む意匠となっている。景石は、通常の庭石では出せない華やかな雰囲気を求め、少し派手目の中国産自然石を使用した。植栽設計は、日照条件等を把握するため、実際に日の出前から日没後まで現場に立って日照等の環境を体験した上で、三十三種、三万二千二百本の植物を選定し植栽する事とした。 屋上庭園は、斬新で雄大な建築デザインを遠景的にも補完するため、建物と庭園との調和を最優先に景観創出を第一義とし、小細工は排した。 壁に設けられた波打つ曲線の植栽帯に調和させる形で、斜面上に異なる樹種によって大きく緩やかな波を幾重にも表現し、色彩の相違によって遠景的にその変化を見せ、時期的変化によって季節を感じさせるのみならず、自然界での開花期が低地から高地へと上昇して行くように、春の開花期には、花を時差的に現出させて見せるような設計とした。
- 依頼人
- 設計年月
- 1993.09
- 面積
- 2,700㎡
- 場所
- 兵庫県三田市
- 施設概要
- 研修施設
- Client
- Date
- 1993.09
- Area
- 2,700㎡
- Location
- Sanda City, Hyogo Prefecture, Japan
- Summary
- Training Facility