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1965
栗林公園民芸館庭園
Ritsurin Park Folk Art Museum Garden ( Design / Construction ) >>詳細 土蔵造りの建物の聞にできた小空間の中庭は、二様の坪庭を作庭した。大きな空間は、景石と苔、白砂敷、それに少数のヤダケを扱い簡潔な坪庭とした。小空間にはクロチクの細いしなやかな若竹群と白砂、苔と一本の樹木の太い幹、平たい景石を組み合わせ、渡廊下兼ホールを挟んで対照的に大小の中庭が、硬軟二極の庭となるように作った。庭石は地元の海岸に近い五色台という山地の石を用いている。
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1965
妙心寺大心院庭園
Daishin-in Sub-temple of Myoshin-ji Garden ( Design / Construction ) >>詳細 この書院前庭の枯山水庭は“阿吽庭”とも呼ばれている。
敷地東隅に低い築山を作り、そこには三尊石の石組をし、西に向かって低く流れるように裾を引いている。その流れを助けるように伏石が三つ置かれている。苔と白砂で大きく曲線の地模様をつくり、西角には半円形の苔張りと薮ソテツが植えられている。古式の中にも近代的な感覚を取り入れ苔と樹木の緑が美しい庭である。
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1963
御香宮神社庭園
Gokonomiya Shrine Garden ( Design / Construction ) >>詳細 御香宮神社は、慶長10年(1605)、徳川家康の命により京都所司代板倉勝重を普請奉行として着手建立、桃山時代様式の本殿が重要文化財に指定されている。奉行所内に小堀遠州が作った庭園があったが、戦後荒廃しその場所に市営住宅地を建てるのを機に、その庭園の石と手水鉢などを譲り受け御香宮に移築し、小堀遠州風の庭をつくったもの。
西側の町並みを遮断するため正面奥に築山と枯滝口を設けてある。右奥には亀島がつくられている。雷光形の畳石と文明九年(1477)の銘がある珍しい大きな四角い手水鉢の配置は新鮮な構成であり、簡素な中にも派手やかさをもった庭である。
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1960
城南宮楽水苑庭園
Jyonan-gu Shrine Garden ( Design / Construction ) >>詳細 室町の庭、桃山の庭、平安の庭、離宮の庭と4つの庭で成り立っており、四季折々の美しさを楽しむことができる庭園になっている。多数の植物の中には、『源氏物語』に描かれた花や
木々が80種余りあり、「源氏物語花の庭」と親しまれている。
元白河上皇が営んだ城南離宮、鳥羽殿の跡地であって、付近一帯は離宮の遺跡が埋蔵きれている由緒ある土地柄。設計当時は周囲が明るく開けた広い田園地帯であったことから、参拝者が一時を心地よく憩っていただく場所として、明るく落ちついた庭園をと考え設計した。
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1950
大徳寺大仙院書院中庭
Daisen-in Sub-temple of Daitoku-ji Shoin Garden ( Design / Construction ) >>詳細 大徳寺塔頭寺院のなかでも最も古い歴史があり、特に地位の高い特例別格地とされている。
中庭は、蓬莱山の滝の水が西行した中海を模した庭園。
方丈の北東隅に枯山水式座観式庭園があり、鶴島・亀島クロマツが植えられており、蓬莱世界が表現されている。そのうち渓流の一つは西行し、亀島の脇を抜けてやがて大河になる。渡廊下の下を潜り、方丈北の中庭(中海)に注ぐ。
建物は重要文化財の拾雲軒。沢庵和尚と宮本武蔵が対面したの場所と言われている。